当自治会で備えるべき主な災害は地震と火災です。いざというとき、「自分の命と生活は自分で守る」「ご近所同士で助け合う」ことが基本です。
そのために、地震発生時の行動、安否確認の方法、初期消火の方法、負傷者の救出救護の方法、そして避難の仕方と避難生活への備えについて、日頃から知識と準備を整えておくことが大切です。

地震発生時の行動タイムライン

下記は地震発生からの行動例をタイムラインで示したものです。実際の地震発生時にはその場に応じた臨機応変な行動が大切です。

地震発生直後

タイミングその時の行動
日頃の準備
地震発生!!
(自身の安全)
身の安全を確保
机の下・倒れてこない場所
家具の固定
安全な場所の確保
1〜2分後
(家族の安全)
揺れがおさまってから行動
火の始末
火が出ていたら初期消化
靴を履く 出口を確保
家庭用消火器の準備
靴やスリッパを寝室に
2〜5分後
(家族の安否)
家族の無事を確認
非常持ち出し品を手元に
非常持ち出し品の準備
救急医療情報キットの準備
5〜10分後
(近隣の安否)
安否確認プレート掲示
近隣の声かけ・安否確認
近隣の初期消火
負傷者の救出・救護
街頭消火器の確認
消火栓・ホース格納箱の確認
AED・救出用資機材の確認
10分〜
(情報収集)
一時避難の判断
不在家族との安否確認
情報収集
いっとき避難場所の確認
家族間の安否確認方法の確認
ラジオ・スマホ情報収集方法
10分〜
(自治会組織)
各班の安否確認・報告
(家庭防災員)
災害対策本部設置
(自治会役員)
被害状況の把握
(本部)
初期消火・救出救護のリード
(家庭防災員・理事・評議員)
要援護者の支援
(本部、防災サポータ)
つづき病院への消防支援
(家庭防災員・理事・評議員)
安否確認チェックシート準備
家庭防災員研修への参加
防災訓練の開催・参加
要援護者の把握
防災サポータの募集

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避難生活

避難生活自宅の被害状況を確認
避難場所の判断
①自宅→②知人宅等→③避難所
避難方法の確認
備蓄品の準備
(水・食料・トイレ)
(最低3日分、5〜7日分)
本部の活動消防・防災拠点との連携
情報の収集と提供
支援物資の受給・配布
会員からの支援要請対応
防災拠点活動への参加
電源・照明・リアカー等準備